あいさつ

「お客様のいっぱい来るところで商いをしたい。」そんな想いからスタートしたショッピングセンター構想。昭和48年の江釣子商工会青年会の発足からでした。
以来開業の昭和56年12月まで、SC調査研究視察、自主勉強会、地権者交渉、組合員募集、ゼネコン交渉、国の近代化資金導入のための高度化診断、旧大店法下の全国初の広域商調協と数々の試練、経験を得てまいりました。まさにショッピングセンターの生い立ちの原点であり、生き方の哲理の源を生み育んでくれた期間であったのです。

その間、いつも周りには共に悩み、考え、行動した仲間がいました。絶えず教えてくださる人、忠告してくださる人、励ましてくださる人がたくさんいました。私たちショッピングセンター名は、そういったそばにいる仲間、周りで見守ってくれる仲間、そういった方々の意識を「パル」という名前に表わし事業を推進し てきたのです。仲間がいたから、突き進めたし、強くなれたのです。

そして開業を迎え、以来30年、お取引先様という仲間、共に商いする仲間、お客様という仲間も増え、仲間の広がりが大きく大きくなって今日に至っております。

零細企業の集まりというなんの力もないところから希望が生まれ、思考が生まれ、行動となり、形になって具現化したのです。底流にあったのは「仲間」という意識。

一人一人の力は小さくとも、束になれば限りない力が生まれる。これこそがパルを貫いている思想だと言えます。それは、持てる力の”足し算”ではなく ”掛け算”として大きな相乗効果を発揮し、”仲間と共にやればできる、共に生きられる”という想いを強くしてくれました。「共生」というこれからの時代の新しい連帯の形。

決してそれは、甘え合って、依存し合ってのそれではなく、それぞれが果たすべき役割、使命を自覚し、自主的に、自己責任をもって、考え行動することであります。そういった前提においての「相互依存」「共生」。商人だけが生きるのではなく、生活者も地域も共に進化していくことで、この事業の真価があるのだと考えます。「仲間」それは最初は最小単位のものでしかなかったものが、輪をひろげ、お客様にも地域にも伝播していく。目には見えなくても存在する心のコミュニティ。だからこれからも「ともに生きようよ。」

 

理事長 高橋 祥元


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