地域異業種連携によるゼロ・エミッション事業
循環型バイオディーゼル燃料(BDF)使用のショッピングバス運行開始(本格的試験運行)
[異業種協働民間初/定期運行ショッピングバスとしても県内初]
パルでは、地域の異業種と連携し、使用済の植物油(天ぷら油)を再生してのバイオディーゼル燃料(BDF=Bio-Dissel-Fuel)を私共パルの無料ショッピングバスに使用しこの5月より本格的運行を開始いたしました。定期運行のショッピングバスにバイオ燃料を使用するのは県内初となります。
今、課題となっている環境保全の取組みとして、北上市内の民間異業種が環境に対して連携した新しい取組みであり、資源の循環型により地域環境や生活者に優しいプロジェクトを立ち上げ、より一層地域社会に貢献してまいりたいと思います。
この環境に優しいバイオ燃料バスの取り組みについてご紹介します。
このプロジェクトを推進する異業種3社
ⅰ)岩手県交通株式会社北上営業所
※バス運行会社
ⅱ)株式会社エヌ・エス・テック
※廃植物油の精製製造会社 http://www.n-s-tech.co.jp
ⅲ)80の専門店とジャスコ 江釣子ショッピングセンター・パル
※廃植物油の排出・提供企業、バス運行発注者
廃油の燃料化までのご紹介
- ・専門店及びジャスコの飲食店や惣菜売場から排出される植物性廃油(天ぷら油)を所定の廃油置場に集積している。
- 排出油は不純物が混入しないようできる限り濾して出しております。
- ・毎週火曜日に、精製製造業者である㈱エヌ・エス・テックが週1回廃油を回収し、バイオディーゼル燃料に精製・製造します。
- ・精製されたBDF燃料は定期的にバス会社の給油機に移します。
- ・バス会社の岩手県交通㈱北上営業所では軽油の代替燃料として、パル無料ショッピングバスに使用し週3回運行しております。(尚、このショッピングバスは昭和59年より24年にわたり運行しております。)
バイオ燃料とは・・・
原料は、使用済みの食用油で、ショッピングセンターの飲食店や惣菜売場で天ぷらや揚物をした後に出る菜種油・ひまわり油・大豆油・コーン油などの植物性油です。
この廃油を中和・洗浄工程を経て精製し、燃料化したものがバイオディーゼル燃料(BDF)です。
これまでは家畜飼料等に再利用のケースもありましたが、廃油をそのまま100%再利用というのは燃料化以外の事例は少ないものでした。
従って、廃油の処理は一つの環境負荷要因となっていたと考えられます。
今まであまり使い途のなかった廃油が貴重な資源として再利用されることは、高い技術によって実現したもので、新しいエネルギー資源と言えます。
植物系燃料であるため、地球温暖化防止協定上のCO2排出量はゼロカウントとなります。実際には軽油より10%程度排出量が低減されます。
炭素・水素以外に酸素が多く含まれておりますが、排ガス特有の硫黄酸化物(SOX)は含まれておりません。その事から黒煙の発生がほとんどありません。また目に染みる臭さ(排出CO2、CO、CH)もなく、環境に非常に優しい燃料です。
環境、安全の観点から法律をクリアしており、公道走行可能な軽油代替燃料として市販のディーゼル車に使用を認められております。
精製されたBDFを使用したエンジンテスト、走行テスト、排気濃度チェックでは、黒煙が見られず、パワースローもなく、軽油と変わらない走行性を確保できております。
100%の使用であれば軽油取引税は課税対象外となります。
BDF燃料使用の効果
①廃油の再生、再利用による廃棄物ゼロ(リサイクル・ゼロ・エミッション)
②環境保全への取組み
- ・植物油の再使用はカーボンニュートラルとしてCO2排出ゼロカウント。
- ・廃油利用により化石燃料の使用はなく、CO2排出削減となる。
- ・ディーゼル車特有の黒煙の排出ゼロ(硫黄成分を含んでおりません。)
③BDF燃料は軽油よりコスト安。
④軽油と同等の燃費と走行性。
CO2削減量の試算について



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